1979年生まれ、長野県出身。
長野県スキー連盟所属。
2018年全日本スキー技術選手権大会20位。
SAJナショナルデモンストレーター
1987年生まれ、長野県出身。
長野県スキー連盟所属。
2018年全日本スキー技術選手権大会5位。
SAJナショナルデモンストレーター
検定を受検しなくても、ポールをくぐらなくても、スキーは楽しい。生身の身体と用具だけでスピードをコントロールしながら滑り降りることがスキー本来の魅力だからだ。
一方、トップエンドのスキーは各社が競って開発しているが、ゲレンデを快適に滑るためのミドルレンジのスキーで傑作と呼ばれるモデルはなかなか登場しないのも現実だ。
そんな中、オガサカが新開発したのは、技術レベルが高くなくても、徹底的に滑りを楽しめるスキーだ。
開発のコンセプトは、多くのスキーヤーが苦手なシチュエーションをスキーの力で快適に変えること。具体的には、力を入れなくても自然にスキーがたわんでくれるしなやかさと、しっかりとしたエッジグリップの両立。コブ斜面でスキーが先走らずにコントロールできること。春の悪雪に負けない浮力と操作性だ。
オガサカはこれらの課題を解決するために、新しいテクノロジーを投入したわけではない。考えるべきはスキー全体のバランスだった。
「CF」の開発担当である、小賀坂スキー製作所の茂原諭は、
「軽さを追求しながらもエッジグリップ感をなくさない絶妙のバランスが必要でした。そこで、芯材の素材、厚み、グラスを中心とした構成材を工夫することで軽量化を実現しつつ、フレックスは軟らかめだけれども、足場の強さは残すというセッティングを導き出しました」と語る。
この緻密なセッティングによる性能の熟成は、日本の雪を知り尽くしたメイド・イン・ジャパンであり、数多くのインストラクター、スキースクールをサポートしているオガサカにしかできないポイントなのだ。
実際に履いて滑ったナショナルデモンストレーターのふたりも 「CF」の完成度に驚いている。
「軟らかくて回転性が高く、横滑りがしやすいので、うまくスピードをコントロールできます。スキーが先走ってすっぽ抜けたり、トップやテールが雪面にかんで回り過ぎてしまったりするリスクも減ります。1〜2級くらいでコブが苦手な方に最適ですね。体重がある方や脚力のある方はプレートを入れてもいいと思います」(徳竹剛)
「初めて履いたときには、正直びっくりしました。軽くて持ち運びが楽なスキーは、滑るとふらついてパタパタして不安定なのに、『CF』は叩かれることなくしっかりと雪面を捉えてくれます。幅も広めなので悪雪でもフラフラしない。スキーを快適に楽しみたい人にはお勧めです」(春原優衣)
オガサカが本気で作ったミドルレンジのスキー。その完成度の高さは滑ってみれば分かるはず。
Copyright©Geibunsha All Rights Reserved.