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「ザムスト」サポーターはケガからの復帰や
身体のケアを助けるアスリート達の味方

幼少期から腰に違和感があり長年、身体のケアと付き合ってきた百瀬選手と、
前十字靭帯断裂という大きなケガから懸命なリハビリで復活した池田選手。
北海道で活躍する二人のベテラン選手を支えているのは、ザムストのサポーターだ

瀬純平

ももせじゅんぺい●キロロスキー&スノーボードアカデミー校長。ナショナルデモンストレーター5期目。技術選で毎シーズン、リザルトを更新するベテラン選手。第55回全日本スキー技術選手権大会13位。近年はバックカントリーでも活躍

田麻里

いけだまり●キロロスキー&スノーボードアカデミー所属。小学生から大学卒業までアルペン選手として活躍し、その後全日本スキー技術選手権大会に参戦。第55回大会の成績は18位。長年に渡ってスキー界を牽引している女性スキーヤー

身体のケアやケガに負けない二人の心意気

大回り、小回り、不整地とすべての滑りをオールマイティにこなす百瀬純平選手。対する、池田麻里選手はケガによる数度の手術を乗り越え、見事に復帰を果たした不屈の挑戦者。ベテラン選手である二人は、猛者達が揃う北海道のスキーシーンで、長年業界を牽引してきた実績ある選手達だ。

トレーニングを怠らない彼らでも、スキーと長く付き合ううちに、身体を痛め、ときには大きなケガをしてしまうことがある。腰や膝にトラブルを抱えながらも、二人は困難を乗り越え、技術を磨いて全日本スキー技術選手権大会に参戦し続けきた。また、所属するキロロスキー&スノーボードアカデミーでは、技術指導に力を注いでいる。彼らが逆境を跳ね返してきたのは、スキーに対する熱き情熱だろう。そんな二人に、ザムストのサポーターをどのように活用しているのか伺った。

幼少時から腰にトラブル 百瀬選手とサポーターの関係

── 百瀬さんが腰サポーターを使いはじめたきっかけは?

百瀬 僕は小さい頃からずっとスキーをしていて、アルペンに打ち込んでいました。でも、整地もガンガン滑るしコブも攻める、とにかくどんな斜面も滑り倒すような子供だったんです。そしたら、小学6年生の頃から腰に違和感が出はじめたんです。それからは、テーピングしたり鍼治療に通ったり、結構昔から腰のトラブルを抱えていました。

大きなケガとしては、6〜7年ほど前にレッスンをしているとき、後ろから一般スキーヤーに突っ込まれたことがありました。背後からいきなり衝突されたので身構えられず、腰を強打して。動けなくなって、そのまま救急車で病院に運ばれました。病院で検査すると骨に以上はなく、それは安心したんですが、右の腰骨と尻を強打していて車イスじゃないと動けない状態でした。その後はしばらく松葉杖が必要な生活です。1月中旬にケガをして1カ月半は滑れず、全日本スキー技術選手権大会の少し前にやっと滑りはじめた感じです。僕にとって腰サポーターは、身体を支え、腰への負担を減らしてくれる付き合いの長いアイテムです

腰から尻への凹凸が大きな体型でも、ザムストサポーターならズレずにフィット

ウエイトトレーニングのような大きな負荷がかかる場面は、サポーターを着けると体幹が安定し、より強い力が発揮しやすくなる

池田選手は膝の大ケガから復帰 サポーターは欠かせない存在

── 池田さんは膝に大きなケガと負ったと聞いています。

池田 そうなんです。2‌0‌1‌7年の1月、レッスン中に左膝の前十字靭帯断裂と半月板を損傷しました。病院でドクターストップを受けてしまい、すぐに手術することになったんです。術後は装具を着けてリハビリしましたが、経過が良くなくて。滑膜炎になったので滑膜の除去手術をして、その後も癒着がひどくてまた手術。本格的にスキーに復帰できたのは昨シーズンからです。北海道の地区予選を通過して、全日本スキー技術選手権大会にも出場することができました。この春からパーソナルトレーナーを付けてリハビリやトレーニングをはじめています。まだ脚力に左右差があり、負傷した足のほうがやっぱりブレるんですよ。だから、トレーニング中は膝サポーターが欠かせません。最近やっと負傷した足の筋力が9割まで戻ってきたところです。

ウエイトトレーニングのような大きな負荷がかかる場面は、サポーターを着けると体幹が安定し、より強い力が発揮しやすくなる

膝サポーターはブレや傾きを防止。池田選手のように脚力に左右差があるときは、より効果を実感できるだろう

トレーニングやリハビリ いろんな場面で上手に活用

── ザムスト製品ならではのすばらしさを実感する点は?

百瀬 腰を強打したケガでは、病院で渡された医療用サポーターを使って、ランニングやウエイトトレーニングをしていました。僕の体型は腰裏から尻にかけての膨らみが大きくて、腰サポーターを着けて運動するとすぐ上にズレてきちゃうんですよ。その度、位置を戻して締め直して、なんて作業をするから非常に面倒だったんです。でもザムストの腰サポーターを着けたら、そのストレスから解放されました。「Z‌W-5」はベルトがウエストに沿ったフォルムになっており、フィット感がいいんです。素材自体もストレッチ性があって身体の動きに追従するような装着感です。だから、かなり激しく動いても全然ズレなくなりました。ベルクロを締めてしっかりフィットさせれば、違和感なく自由に身体を動かせます。締め直す手間がないから、僕みたいなめんどくさがり屋にはぴったりだよね。

池田 私はリハビリとトレーニングのときに「Z‌K-7」を愛用しています。トレーナーの指示で普段から重視しているのが体幹トレーニングです。ウエイトトレーニングやジャンプなどの瞬発系トレーニングをするんですが、ケガをして弱っている足のほうはやっぱり不安を感じるんですよね。愛用している「Z‌K-7」は、締め付けのない快適なフィット感で、伸縮性も高いから膝の曲げ伸ばしがスムーズにできます。だけどちゃんとサポート力があって、膝が変な方向に傾くのを防いでくれるんです。ケガで弱った脚部を気にせず、安心してトレーニングできるのがいいですね。

トレーニングではいろんな体勢でさまざまな動きをする。それでもズレることなく固定されるため、サポーターの機能をフル活用できる

ケガから2年目。まだ不安は払拭できないが、サポーターを着けていれば安心感が増す。だから、思い切りトレーニングに打ち込める

ウエイトトレーニングのような大きな負荷がかかる場面は、サポーターを着けると体幹が安定し、より強い力が発揮しやすくなる

膝サポーターはブレや傾きを防止。池田選手のように脚力に左右差があるときは、より効果を実感できるだろう

幅広いシーンで役に立つ サポーターの可能性

── トレーニング以外でもサポーターを活用していますか?

百瀬 僕は自転車や登山とか、いろんなスポーツをするのでそれぞれの場面でサポーターが大活躍ですよ。ちょうどこの夏、小樽から函館まで自転車でツーリングしたときにも腰サポーターを着けていました。ツーリング中、ずっとズレずに身体にフィットしていて快適なまま。締め直したのなんてトイレの時くらいかもしれません。

池田 私は、スキーニューモデル予約販売会カスタムフェアなど、1日中立ちっぱなしのときにサポーターを利用しています。立ち仕事が数日間続くと全身が疲れるから、腰と膝、ソックスと、身体をまるごとザムストサポーターで守って乗り切りました(笑)

百瀬 僕は腰サポーターのほかに、自転車やランニングで腕やフトモモ用のザムストサポーターを利用しています。筋肉が揺れるのを抑えてくれ、体軸がブレにくくなるから、これを着けているのといないのでは疲労の溜まり方が全然違います。

池田 サポーターはケガのケアだけじゃなく、日常生活でも結構役に立ちますよね。

── 一般スキーヤーに伝えたいサポーターの有効性は?

百瀬 一般スキーヤーの方々は僕らと違って、普段はデスクワークがメインだと思います。トレーニングしない状態で週末だけ滑って、気持ちに身体が付いていかないことがあるのでは。シーズン後半にはどこかしら痛めたり、違和感を覚えることがあるんじゃないでしょうか。パフォーマンスを維持するために、サポーターを取り入れるのがいいかもしれません。

池田 身体に違和感があるのにそのまま放置しておくと、大抵ひどくなるんですよね。膝や腰など、身体のどこかに不調を感じたら、すぐサポーターで保護してほしい。違和感が身体のブレを招き、それがケガにつながる可能性だってありますから。サポーターはケガをしてから着けるものと思いがちですが、後々のことを考えれば、そうなる前にサポーターで保護したほうが断然いい。自分も今回のケガで、その大切さを実感しました。

百瀬 ケガの防止もそうだし、疲労軽減にもサポーターは大いに役立つわけだから、どんどん活用してシーズン最後まで全力でスキーを楽しんでほしいですね。

腰用サポーター ザムスト
ZW-5

腰サポーターのラインナップのうち、丈の長さやサポート力が絶妙で最も汎用性の高いモデル。本体背部にあるフラットステーは、腰の形状を再現したEVA樹脂の3Dバックパネルを採用し、腰回りの安定性をしっかり維持する。加えて、一体型の補助ベルトが装着感と固定力をさらにアップ。裏地にはズレを抑制するパワーグリップテクスチャーを配し、使いやすさをとことん追求した人気モデル。

¥5,700(税別) サイズ:SS〜3L

腰用サポーター 骨盤専用 ザムスト
Pelvilock
ペルヴィロック ダイヤルタイプ

ザムストの腰サポーターの中でも、革新的な機能を搭載するのがペルヴィロック。両サイドに「Boaフィットシステム」のダイヤルが付いているのが特徴で、これを回すことで骨盤の締め具合を微調節できる。ウエストバンドが細めになっているため、前屈や回旋などの動きもストレスフリー。腰回りを適度にサポートしつつ、アクティブに動きたいという場面で活躍。

¥5,900(税別) サイズ:S〜LL

ヒザサポーター ザムスト
ZK-7

数ある膝サポーターの中で、最もハードなタイプ。左右の支えが膝のグラつきを抑え、優れた伸縮性が快適な曲げ伸ばしを提供。お皿がセンターにくる状態を保ち、ヒザをスムーズな動きへと導いてくれる。前面のクロスストラップが、膝の前方へのズレを抑制。大腿部とヒザ裏に配置したパラレルストラップがヒザ回りを圧迫することで負担を軽減してくれる。

¥7,900(税別) サイズ:S〜4L

機能性ソックス ザムスト
HA-1
コンプレッション

ふくらはぎと足裏をサポートしてくれる機能性ソックス。ふくらはぎ部分は段階的に着圧を加えることで、強すぎない程よいコンプレッションを提供。アンクル部分はサポート力が高く、足首の可動域を適切に抑制して体軸を安定させる。足裏にはアーチサポート機能が搭載されており、長時間の運動や立ち仕事など、幅広いシーンで疲労を軽減してくれる。生地が薄手でフィット感が高い。

¥3,200(税別) サイズ:S〜L

活用度が高い ソックスに注目!

「HA-1」の機能性ソックスは百瀬・池田両選手から高評価。「丈が長くて、トレーニングでダメージを受けたふくらはぎをサポートしてくれる」、「生地が薄くてフィット感が高いので、スキーブーツの時に履くと足裏感覚が分かりそう」などのコメントが上がっていた。

お問い合わせ

問合わせ=日本シグマックスお客様窓口
TEL:0800-222-7122(通話料無料)受付時間:9:00〜17:00(平日)※土日、祝日、年末年始を除く

www.zamst.jp

写真:鈴木馨二(White Depot) / 文:栗山ちほ
取材協力:キロロアソシエイツ、キロロトリビュートポートフォリオホテル北海道、キロロスキー&スノーボードアカデミー