JGSFの3つの柱
① 選手の成長のサポート
（世界選手権、ＷＣ、Ｊｒ世界選手権）

河野太郎選手 「夢の日本代表から地域一番の選手へ」

2019年7月29日、全日本グラススキー連盟ナショナルチームは成田空港から空路チェコ共和国へ。河野選手にとっての2回目のＪｒ世界選手権、そして初めての世界選手権への挑戦でした。

河野選手は身体能力に優れ、真面目に練習に取り組むことで、効率良く技術を習得できるのが特徴です。スキーを本格的に始めた年齢は早いほうではなく、また進学校で勉強もしながら「陸上競技」にも本格的に取り組んでいたので、日本代表になって世界選手権に出場するまでに成長できたのは、ＪＧＳＦの成長サポートの代表的な成功例です。グラススキーとスノースキーで「1年で2シーズン分上達する」取り組みを上手に使いこなしました。

今季のＪｒ世界選手権での滑りは、ミスの少ない正確なスキー操作が評価できる内容でしたが、結果は13位が3種目。今後はあと少しの爆発力が期待されます。

続いてスイスで行なわれた世界選手権ではＳＣで20位の翌日、遅いスタートからのＧＳの1本目で17位と健闘。期待が増すなかで2本目はゴール前で転倒受傷してしまい、その後のレースをキャンセルし、世界選手権が終了しました。

冬季はけがから復帰し、雪不足のなかで神奈川県予選1位通過。そしてインターハイ本戦は豪雪の厳しいなかで100％の滑りができませんでしたが、ＦＩＳポイントは更新できました。予定どおりシーズンが進めばさらに活躍したことでしょう。

過去、世界選手権代表の多くは20歳を超えてからの権利獲得でした。早い時期に代表になれたチャンスを生かしてほしいと思います。

JGSFの3つの柱
② ユース（チルドレン）世代のサポート
（ＦＩＳチルドレンキャンプ）

現在のトップ選手たちの世界での活躍は、ユース時代の強化がベースになっています。19シーズンもイタリアのパッソプレゾラーナでの「ＦＩＳチルドレンキャンプ・レース」には日本代表選手2名を派遣し、世界の舞台を経験しました。

代表選考は16回の歴史がある「都留市ジャパンジュニアグラススキー大会」と「全日本選手権」の総合成績です。世界への挑戦権をつかみ取れる、平等にチャンスがある選考になっています。

JGSFの3つの柱
③デモンストレーターを育成する。

当連盟のデモンストレーターは、毎年行なわれている「全日本グラススキー技術選手権」での成績優秀者から認定されます。

デモンストレーターには、世界一のグラススキーテクニックの代弁者として、全国各地でのビギナー・エキスパートレッスンなど普及活動で活躍しています。

＊級別テスト、アシスタントインストラクター、インストラクター検定会などの日程はＪＧＳＦホームページ、フェイスブックページなどでご確認ください。