現在のエランは、数年前から掲げている「Always Good Times」というスローガンのもと、レースカテゴリーにおいてはスキークロス向けのスキー作りが中心となっている。アルペンスキーで培った技術を土台としたスキー作りによって、2018年の平昌五輪スキークロス競技で男女とも金メダルを獲得し、2022年の北京五輪で表彰台の大半をエラン所属の選手が占めるなど、スキークロスシーンでも確かな技術力を発揮。スキークロスに求められるターン性能を高い次元で表現することに成功し、ここ数年で着実に評価を獲得してきた。
スローガンである「Always Good Times」とは、スキーを愛する人たちのライフスタイルの中心に、常にエランがあるというビジョンをもとに生まれた言葉だ。エランにとってスキーは、みんなで楽しむもの。そこにフィットした良質なスキーを作ることで、みんなで楽しむスキーを後押しする存在であることが、スキー開発における軸となっている。