丸沼高原のサマーゲレンデは標高1‌5‌0‌0㍍に位置する爽やかな環境。人気観光地であることから多種多様なレジャー施設が整い、サマーゲレンデもそれらのアクティビティの1つという位置づけだ。だから上達志向のコアなスキーヤーだけではなく、夏のレジャーの一環として気軽に滑りを楽しむ人も多い。幅広い層を受け入れてくれる、間口の広いサマーゲレンデといえるだろう。用具はレンタルでき、リフト券+スキーセットで3‌5‌0‌0円と格安の「2時間体験コース」など、ビギナーもトライしやすい環境だ。

コースは全長4‌0‌0㍍、最大斜度15度。スピードコントロールしやすい適度な長さと斜度は基礎トレーニングに最適。今季はコースの一部を新しいプラスノーに張り替えたことで、滑りやすさもアップした。コース脇にはコブもあり、あらゆる滑りを体験できる。

シーズン中は、柏木義之、徳竹剛、佐藤秀明など、全日本スキー技術選手権大会で活躍する有名選手がプラスノーキャンプを開催。仲間同士でわいわい陽気に滑りにいそしむ姿は、まさに楽しい夏のレジャーだ。シーズン終盤の10月20日には毎年恒例の「サマースキー技術選手権大会」も開催される。

せっかく丸沼高原を訪れたなら、さまざまなレジャーも楽しみたい。サマーゲレンデと隣接するサマーリュージュは、最高時速が40㌖にもなる人気アクティビティ。また日光白根山ロープウェイを利用すれば、標高2‌0‌0‌0㍍の世界へと空中散歩が味わえる。山頂部には見晴らしのよい「天空テラス」があり、山々を眺めながらティーブレイクを楽しんだり、足湯でくつろいだり、高原ならではの爽やかさを満喫できる。さらに夏季はスキー場中腹にオートキャンプ場がオープン。必要な用具がそろった「手ぶらでキャンプ」プランも利用可能だ。キャンプサイト内には、木と木の間にめぐらされたロープや吊橋を通るツリーアドベンチャーがある。親子一緒に楽しめる夏ならではのアトラクションだ。

首都圏から車で2時間ほどの丸沼高原は、思い立ったらすぐに行ける気軽さが魅力。涼しい高原でサマースキーが楽しめるうえ、仲間や家族とレジャーまで楽しめる、夏の旅行にぴったりの観光地だろう。